データ入稿の注意点【PDF】

PDFとは


PDFは「Portable Document Format」の略で、データを実際に紙に印刷したときの状態をそのまま保存することができるファイル形式です。 どんな環境のパソコンで開いても、同じように見ることができる「電子的な紙」のようなものです。

PDFのいいところ

1.容量が軽くて便利です
データ容量が軽いため、Webからのアップロード時間がスピーディーです。 また、他のアプリケーションソフトの場合、リンク画像(配置画像)等も一緒に入稿しなくてはいけないことが多いですが、 PDFの場合はPDFデータのみで入稿できるため、ファイル数も少なくすることができ、入稿データ準備の時間や手間の軽減にもつながります。

2.データトラブルが減少します
リンク画像(配置画像)はPDF 形式にした際にデータ上に埋め込まれるため、リンク画像の入稿モレの心配がありません。 また、PDF以外の編集可能ソフトの場合、ソフトのバージョンや画像・フォントの影響によって体裁崩れ等の印刷エラーが発生することがありますが、PDFではそのようなエラーが発生しにくくなります。

PDFのデメリット

入稿方法として利便性の高いPDF形式ですがデメリットもあります。それはPDF形式は修正ができないという点です。 そのため、入稿後のデータに軽微なミスや修正箇所が見つかったとしてもこちらで修正することができません。 修正が必要な場合は、PDFの元データを修正した後に、再度PDFを作成して再入稿しなければなりません。 いずれの形式でも最終確認は必要ですが、PDF形式で入稿する場合は、最終的なPDFデータを作成する前に、とくに念入りに校正することをおすすめします。